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zoom RSS 麦の穂をゆらす風☆愛するものを奪われる悲劇を、なぜ人は繰り返すのだろう。

<<   作成日時 : 2007/11/06 13:19   >>

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WOWOWで鑑賞♪(10月にだけど・・・)
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麦の穂をゆらす風
THE WIND THAT SHAKES THE BARLEY
2006年 イギリス/アイルランド
監督: ケン・ローチ
脚本: ポール・ラヴァーティ
音楽: ジョージ・フェントン
出演: キリアン・マーフィ (デミアン)
    ポードリック・ディレーニー (テディ)
    リーアム・カニンガム (ダン)
    オーラ・フィッツジェラルド (シネード)
    メアリー・オリオーダン (ペギー)
1920年のアイルランド。
英国からの冷酷な支配から独立しようと若者たちが
義勇軍を結成する中、デミアンは医者の道を進もうとロンドンへ旅立とうとしていた。
そんな矢先、英国軍の非道を目の当たりにした彼はアイルランドに留まり、
兄テディと共に独立を目指して戦うことを決意する。

公開時、時間が合わず見逃していた作品です。
この映画をちゃんと観るにはかなりの歴史的な予習が必要かとも
思われますが、どの国でも起こりえる戦時下の
一組の兄弟を中心にした一家の物語としても
理解できるので、ただ観るだけでも大丈夫でしょう。
現に、私も不勉強な者ですから英国とアイルランドとの関係は
なんとな〜く耳にしている程度でした。
映画などでもアイルランドといえば、“IRA”の物騒なイメージで、
直ぐに思いつくのが、
ショーン・ビーンがIRAのテロリスト役だった『パトリオット・ゲーム』、
ブラッド・ピットがIRAのテロリスト役だった『デビル』。
英国映画ではロンドンでのテロ事件を扱った『父の祈りを』、
そして、最近観た『プルートで朝食を』でもそうですが、
とにかく暴力的な描写が焼きついています。
でも、それらの歴史的背景にこうして少しでも触れてみると
知らないというのは怖い事だと実感しました。
英国との関係の中でアイルランド自身が辿った歴史・・・
これらを踏まえた上で、ちゃんと観る目が必要なんですね。
映画一本ですべてを理解はできないけど、
そう考えるきっかけになったこと考えると映画を観て好かったな、と思います。

映像は、実に静かに彼らの生活や自然を捉え、
戦いや英国軍の仕打ちなどもそう過激に描いてはいない分、
すーっと自分の中に入ってきます。
色も穏やかで優しく、題名からも感じ取れる風が感じられます。
そんな中でどうしてこういうことを人間はするのか?
哀しさを通り過ぎ、愚かさを感じます。
野原にはアザミかな?可愛らしい花が咲いていて、
そこを通り過ぎると、悲惨な光景が・・・。
本当に、何故?という思いでいっぱいになります。
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デミアンを演じたキリアンくん。
『プルートで朝食を』を観たばかりだったので、あまりの違いに感動です。
もともと、線が細いのに不思議な力強さを感じる彼ですが、
オーディションで勝ち取ったというこの役は、正しく彼の役ですね。
デミアンの兄テディ役のポードリック・ディレーニーはこれが日本初お目見え?
ラストの弟との切ない対峙シーンでは泣かせました。これからが期待です。
若い義勇軍な中で引き締め役とも思えるダンを演じたリーアム・カニンガム。
ヘレン・ミレン主演のドラマ 「第一容疑者 姿なき犯人」での、温かみのある
眼差しはここでも優しく素敵でした。
若い人たちの中にあって、こういう大人がいると安心できますね。

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麦の穂をゆらす風
WOWOWで鑑賞―【story】1920年アイルランド。英国による圧政からの独立を求める若者たちが義勇軍を結成する。医師を志すデミアン(キリアン・マーフィー)も将来の夢を捨て、過酷な戦いに身を投じていく。激しいゲリラ戦は英国軍を苦しめ停戦、講和条約にこぎつけるものの、条約の内容を巡り、支持派と反対派の対立から同胞同士が戦う内戦へと発展する―     監督 : ケン・ローチ  『明日へのチケット』      &nbsp;&nbsp;  〜 第59回カンヌ国際映画祭 パルムドール受賞作品 〜【com... ...続きを見る
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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
こちらにもお邪魔します^^・
こういう映画を観ると泣くだろうなぁ〜と思って鑑賞しましたが、ただただ呆然として遣る瀬無い気持ちになりました。
キリアンは素晴らしい演技をしていましたね〜
運命に翻弄された若者の瞳が痛々しかったです。
由香
URL
2007/11/07 09:18
由香さん♪
戦争の悲劇を
前面に押し出すのではなくて、
唄のように優しく語られている、
そんな印象の映画でしたね。
ひらで〜
2007/11/08 08:56
こんばんは!
義勇軍の、ハンチングにジャケットといういでたちで
普段のままの彼等が銃を手に野原で訓練する。職業的軍服と、生活感のある私服の戦いも象徴的でしたね。
こころがイタイ作品でした。。。
kira
URL
2007/11/08 20:25
こんばんは・・・
この作品は劇場で観たんですが、あまりの衝撃にレビュー書けなかったんです。
私が“アイルランド紛争”に無知だったせいもありますが〜同族同士の争いがここにもあったのか・・・と驚いてしまって。
監督やキリアン自身の身内にも〜こういう目にあった方がいたそうで、それはそれはリアルでしたよね。彼らがどんな気持ちで演じていたのか・・と考えると苦しくなりました。
静かな作品の中に、ひしひしと力強さを感じたのは「本物」の力かもしれないと。。。

キリアン、やはり素晴らしかった!
マリー
2007/11/08 21:30
kiraさん♪
嫌とも、言えないし、
逃げることもできない・・・
弱さを見せたら生きられない。
普通の若者が、戦争では
普通にしていられない状況が
辛かったです。
ひらで〜
2007/11/10 11:15
マリーさん♪
そういう時代じゃなかったら、
人を救う医者になっていただろうに・・・
人の命を奪わなければならない状況に
どうすることもできない辛さ、
悔しさが伝わってくる
キリアンくんでしたね。
ひらで〜
2007/11/10 11:17

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