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zoom RSS 項羽と劉邦 King's War☆第79話 覇王別姫

<<   作成日時 : 2014/09/07 16:53   >>

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若能 認天下的人安居東業 不再受戦乱之苦 項羽死也瞑目

第79話 覇王別姫
漢軍に完全に包囲され、食料も尽きた楚軍。項羽は兵に向けて、自らが囮となって敵を引きつける間に、女・子どもを連れて北から脱出し江東に戻るよう命じる。項羽は虞姫にも江東で待つよう告げるが、虞姫は彼がここで死ぬ気なのを見抜く。彼女は項羽に1曲舞うよう頼まれて……。その後、残された兵を引き連れ、項羽は烏江まで落ち延びる。兵を舟で江東に返し、愛馬も解き放った項羽は、ひとりで漢軍の前に現われる。
とうとう、項羽の最後です。「四面楚歌」の場面は
「鴻門の会」と同様、高校での漢文の授業が出会いでした。
また、下部に載せましたので、参考にしてください(笑)
それにしても、やっぱりこの回は泣けますね・・・
項羽の「垓下歌」と虞姫の返歌「虞美人歌」 のシーンは
このドラマは、このシーンの為にあったのかなって思うほど、
好い感じになってました。項羽の最後もカッコ好過ぎるぐらい
見栄えのするもので、劉邦がかすんで見えるくらい。
ただ、虞子期たちはどうなったん?いろいろ突っ込む処は
あるけど、まぁ、いいか。これで、終わってもいいかも・・・

以下ネタばれしてます、ご注意を・・・ 
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韓信の軍隊。
 楚の軍営から二部隊が別方向に出でとの報告を受けた韓信、王の旗が北に向かっていると聞き、自ら死を死を求めるよなものだと鼻で笑いますが、もう一つが淮河に向かっていると聞き、その先は烏江(うこう)、更に南に進めば江東だと呟くと、曹参を淮河へ向かわせます。

項羽の軍営。
 漢軍に包囲された項軍は食料も尽き、攻撃を待たずに飢え死に寸前。残った兵たちは項羽の為に包囲を突破すると進言。しかし項羽は兵の中より、一人息子、妻子を連れた者を前に出させると、今まで敗北を認めたことはないが今回は厳しい闘いとなってしまったと言うと、女子供を連れて北より脱出するように命じます。兵たちは命を奉げると反対しますが、生き残れと制した項羽は劉邦がほしいのは私の首だけ、私が残りの兵と南東を攻撃し時間を稼いでいる間に突破し、江東へ帰れと再度命令。それでも残りたいと言う兵たち。軽々しく言うな!と項羽は大声で制すると、我々は血を流し過ぎた、秦に打ち勝ち祖先の恩に報いた、お前たちは勇ましく楚人の名に恥じることはない、だが時はなく共に偉業を成せないことは残念だ、ほかに行っても忘れないで生きてほしい、どこに行っても誇り高く天下無敵の楚人だと言うことを!と生き残るように説得。項羽の言葉に涙する兵たち。項羽は兵の涙を拭いながら、死は恐れるものでない、臆病者は命が尽きる前に何度も死んでいるが、英雄は残り続け、必ず後世に語り継がれる、我らは天地を揺るがしこの世を駆け抜けた、我らは誇り高き楚人だと語りかけ、共に戦えたことは生涯の誇りだと兵たちに感謝します。その言葉に兵たちは、決して降伏はしない!と答えます。
 その夜。顔を拭ってくれている虞姫に項羽は江東で待つよう伝えます。しかし、江東に来ることはなく、ここで死ぬきだと察している虞姫は納得しません。虞姫の言葉を聞きながら遠くを見つめる項羽。虞姫は何を考えているのか尋ねます。劉邦だ・・・勝利のために誰でも捨てられ、利用できる劉邦の勝利を軽蔑する、恨みや愛を忘れれる者こそが天下を取れるのだ、私にはできない、永遠にできない・・・と、項羽はつぶやくように答えます。なぜ、出来ないの?と虞姫が尋ねると、虞姫の頬を撫で、私が項羽だからだ、と答えます。
画像
なぜ死ぬの?生きていれば希望もあるのにと、虞姫が不思議がると、敗者として生き続けることはできない、劉邦とは違うと項羽。虞姫を逃したい項羽は、私はここに留まり戦わねばならない、許してくれと穏やかな顔で別れを告げると、一曲舞うように頼みます。虞姫の舞を前にして項羽は
力拔山兮氣葢世 時不利兮騅不逝 
  力 山を抜き 気 世を覆う 時に利あらずして 騅 逝かず
騅不逝兮可奈何
  騅の逝かざるを奈何(いかん)すべき
虞兮虞兮奈若何
  虞や 虞や 若(なんじ)を奈何せん
と、詩を詠むと二人の出会いからこれまでを思い起こします。そんな項羽に答えるかのように虞姫は項羽の剣を抜き、舞いながら
漢兵已略地 四方楚歌声
  漢兵已に地を略し 四方に楚歌の声
大王意気尽 賤妾何聊生
  大王 意気尽くに 賤妾(せんしょう)何ぞ生を聊(やす)んぜん
と、返歌を詠むとその剣を首筋にあて・・・。

韓信の軍隊。
 項羽が灌嬰の防御を突破、烏江へと向かったと報告を受けた韓信は、曹参を急ぎ向かわせ淮河と烏江沿いの道を照らして項羽を逃さぬように伝えるよう命じ、進軍を開始。

劉邦の軍隊。
 項羽の前に立ちふさがる漢軍に項羽が迫ります。それに対し漢軍も進み出て、両者は激突。その戦いを眺めていた劉邦は項羽の首を取った者に百両を与え、万戸候(ばんここう)とすると命を出し、功を立てようとする兵たちが勇んで出撃。ついに項羽の首が手に入るとぬか喜びし、項羽の戦いぶりに感服する余裕を見せる劉邦。傷つきながら、先鋒を破った項羽は、身じろぎもしない漢の本体を認めると兵を引きます。
 
烏江。
 項羽は虞姫の亡骸を長江へ、すぐに会えるから待っていろと語りかけながら流します。虞姫の姿が見えなくなると、項羽は出来る限りの兵を船に乗せようと、鎧を脱ぐよう命じます。兵が敵への不安を口にすると、戦は終わった、会稽で挙兵し勝ち続けた私を、天が滅ぼそうとしている、皆に罪はない、故郷に帰り平穏に暮らせと告げます。兵たちが立て直して再度戦うと、納得できずにいるとこの戦は長すぎた、世の者は平和を望んでいる、お前たちも鎧を脱いで江東に戻りただの民に戻り、戰とは無縁で暮らせ、劉邦は悪賢いが国は巧く治めるはず、天下統一後は江東の民を大事にしてほしい、民が安らかに暮らせるのなら私に悔いはない、江東は我々の故郷、決して踏みにじられてはならない、天下を取った劉邦が仁義を忘れ民を苦しめたら再度武器を持って江東の民を守ると約束してほしいと、江東に帰るように促します。それでも一緒に帰ろうと願う兵たちに、項羽はこれまで覇王と呼ばれてきた私が生きていては劉邦は不安なはずと、死を選ぶ意味を唱え納得させようとします。一度は船に乗った兵たちですが、一緒に帰る!と言いだし船を下りると項羽に近づきます。項羽はそんな兵たちを寄せ付けず、江東と項羽を辱めるのか!と一喝。私の決意を無にするなと項羽に言われた兵たち、素直に船に乗り江東へ。項羽は愛馬・烏騅をも逃すと、一人漢軍に向かいます。
 一人現れた項羽を、漢軍は包囲。首を取れば褒美だ!と将兵の呂馬童が叫びますが、なかなか手が出せない兵たち。褒美の為に項羽の首を取れ!と声を荒らげるだけで、一行に手を出さないのを見かねた劉邦、自ら馬車に乗ると項羽に近づきます。劉邦は項羽の顔を認めると、「殺せ!」と一言命じ、引き返して行きます。それを合図にしたかのように、動き出す項羽。漢軍も突撃。驚異的な力で漢の兵たちをなぎ倒す項羽。馬上の呂馬童がたじろぐと、槍を放ち威嚇。項羽は馬から落ちた呂馬童の鎧を切り裂き剣を向けると、これも顔なじみのよしみ、同郷のお前に、褒美のかけられたこの首を恵んでやろう、だが項羽は死んだ後も武器を手放しはしないと覚えておけと告げます。そして劉邦に向かい、この項羽の屍の上に漢の礎を築くのだ、そして太平の世を作れ!呼びかけると、笑みを浮かべながら剣を首筋にあて自害。項羽の死を目の当たりにし、項羽との誓いの言葉を思いだす劉邦・・・。

 項羽が世を去ることで戦は終結、楚の地はすべて劉邦に降ったが、魯だけが帰順せず項羽に殉じようとしていた。

韓信の軍営。
 劉邦から三日の内に魯を落とせと命じられた韓信、攻めるのは容易いが死者が多く出ると乗り気ではありません。周勃は犠牲を出せずには戦はできない、小さな戦なのにためらうのかと思わず尋ねます。世の人は項羽を恐れたが心から従ったものは少ない、武器では信頼は得られないと韓信は周勃に説くと、まだ三日の猶予があるとして魯に向かうことに。
第78話                         第80話
項羽と劉邦 King's War☆キャスト
項羽と劉邦 King's War☆INDEX

筑摩書房 精選古典 漢文編より「四面楚歌」書き下し文
 項王の軍、垓下に壁(へき)す。兵少く食尽く。漢の軍及び諸侯の兵之を囲むこと数重(すうちょう)。夜、漢の軍の四面に皆楚歌するを聞き、項王乃ち大いに驚きて曰はく、漢、皆已に楚を得たるか。是何ぞ楚人(そひと)の多きや、と。項王則ち夜起(た)ちて帳中に飲す。美人有り、名は虞、常に幸せられて従う。駿馬あり、名は騅(すい)、常に之に騎す。是(ここ)に於て、項王乃ち悲歌慷慨(こうがい)し、自ら詩を為(つく)りて曰はく、
力拔山兮氣葢世 時不利兮騅不逝
   力は山を抜き気は世を蓋う 時利りあらず騅や逝かず
騅不逝兮可奈何 虞兮虞兮奈若何
   騅逝かず奈何(いかに)かす可(べ)き 
   虞や虞や若(なんじ)を奈何せん
と。歌こと数闋。美人之に和す。項王、泣数行下る。左右皆泣き、能く仰ぎ視るもの莫(な)し。
 是に於いて項王乃ち東して烏江を渡らんと欲す。 烏江の亭長、船を檥(ぎ)して待つ。 項王に謂ひて曰はく、「江東は小なりと雖(いえど)も、地は方千里、衆は数十万人あり、亦(また)王たるに足る也り。願はくは大王急ぎ渡れ。 今独り臣のみ船有り。 漢軍至るも以て渡る無からん。」と。 項王笑ひて曰はく、
「天の我を亡ぼすなり。我何ぞ渡るを為さん。 且つ籍江東の子弟八千人、江を渡りて西せりと。 今一人の還るもの無し。 縦(たと)ひ江東の父兄憐れみて我を王とすとも、我何の面目ありてか之を見ん。 縦ひ彼言はずとも、籍独り心に愧(は)ぢざらんや。」と。 乃ち亭長に謂ひて曰はく、 「吾(われ)公の長者なるを知る。吾此の馬に騎すること五歳、当たる所敵無し。嘗て一日に千里を行けり。之を殺すに忍びず。以て公に賜ふ」と。
乃ち騎をして皆馬を下りて歩行せしめ、短兵を持ちて接戦す。独り項王の殺す所の漢軍、数百人なり。項王の身も亦十余創を被る。顧みて漢の騎司馬呂馬童を見て曰はく、「若は吾が故人に非ずや。」と。馬童之に面し、王翳に指さして曰はく、「此れ項王なり。」と。項王乃ち曰はく、「吾聞く漢我が頭を千金・邑万戸に購ふと。吾若の為に徳せん。」と。乃ち自刎して死す。

学習内容
1、項王は何が敗戦の理由と考えたか。
2、垓下での項王の心情を考えてみよう。
3、「四面楚歌」「抜山蓋世」は現代での用法を調べてみよう。
4、「四面楚歌」を読んで興味をひかれた場面や人物を語ってみよう。

問い 「楚歌」が項王を驚かせたのはなぜか。
    項王が烏江を渡ろうとしないのはなぜか。

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