チョコレート☆たかが愛の、代用品。

bs-i で観ました♪
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チョコレート
MONSTER'S BALL
2001年 アメリカ
監督: マーク・フォースター
脚本: マイロ・アディカ
    ウィル・ロコス
出演: ビリー・ボブ・ソーントン
              (ハンク・グロトウスキ)
    ハル・ベリー (レティシア・マスグローヴ)
    ピーター・ボイル (バック/ハンクの父)
    ヒース・レジャー (ソニー/ハンクの息子)
    ショーン・コムズ
           (ローレンス/レティシアの夫)
    モス・デフ (ライラス・クーパー)
アメリカ南部の州刑務所で看守を勤めるハンク。
父親も元看守で、息子ソニーも看守になったばかり。
ハンクは父親譲りの人種差別主義者で、
仕事にも厳しい。
ソニーは心優しく、初めての死刑執行に
付き添った際にも平常ではいられなかった。
そんな彼を父親は激しく叱責し、
自分は父親に愛されていないと思うほどに追い詰められ・・・。

原題は『MONSTER'S BALL』で“化け物の夜会”・・・
英国では死刑執行の前日の晩に行われるパーティだそうで、
コレが何ゆえに“チョコレート”となったのか?
イメージ的には甘いか苦いかはわからないけど
大人の恋愛ものかと(笑)
見方によってはそうかもしれませんが、
思っていたより、辛い人生観を語る内容で
あれ?っと思いながらも、そういうことかぁ~と納得・・・したかなぁ(笑)
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人種差別が当たり前だった父親の時代、
差別のない自由が当たり前の息子の時代、
その間に育った自分はどうすれば良かったのか?
多分自分がそうされてきたのでしょうね、
厳しく、男として育てたはずの息子の失態が我慢できなかった事や
妻に似ている息子に苛立ったりするのは本意ではなかったはず。
(妻がどうしていないのかはわかりませんが・・・)
父親と息子、世間と家など自分を覆っているものが
なくなって初めて自分がやりたいこと、したかった事に気づく・・・
大きな代償ですが、得たものも大きい。
自由な国アメリカの厄介な所を見たような気がしました。
そんな彼に愛される女性レティシア。
夫は死刑、愛する息子は事故・・・両方の死に際に
ハンクが係わっているとは人生皮肉なものですが、
彼らの死が二人を結びつけたのだと思えば・・・

ラスト、ハンクが夫の死刑執行に係わりがあったと知って、
レティシアがどんな行動をするのかドキドキしましたね~。
私としてはハンクを全てを受け入れてくれ~とか、
これ以上死体を増やすようなことはやめてくれ~とか思いながら
観ていました(^^;)・・・
そこへチョコレートの登場♪正確にはチョコレート・アイスクリームですね
口に入れてもらった彼女の表情、
もう、ほ~!ってしまして、2001年のアカデミー賞の主演女優賞は
当然だったわ♪と思いました。
それから・・・お墓・・・泣かせるよね・・・。
途中、掘り返してる?って不思議に思ってましたが、まさか
あそこに移動させるなんて・・・。
言葉では伝えるのが下手な分、行動は驚くほど大胆です。

ハンクを演じたのはビリー・ボブ・ソーントン。渋すぎ!
渋いけど、チョコレート・アイスクリーム、食べてるのね・・・
深夜に一人でカフェへ行って注文して・・・。
死刑囚への最後の食事にもアイスがあって、(ケーキかと思ったけど解けてた)
みんな好きなのかなぁ~って(笑)
息子はヒースくん♪似てない親子って言われて母親似と・・・    
母親の写真、なかったし!
想像以上に短い出演でしたが、印象的なシーンが多く、
現実に心が追いつかない危うい青年を好演。
制服好きにはたまらんし・・・えっ!そこかぁ?
二の腕の白さが、相変わらず眩しいです♪・・・相変わらずって?(笑)

この記事へのコメント

  • ひとつひとつに頷きながら読ませていただきました!!

    そうなんですよね・・・
    ラストのあの表情、二人の主役のすばらしさに加えて、印象深いヒース・レジャー
    楽しい映画じゃないけれど、心に残る作品でした!!
    2006年11月07日 09:08
  • ひらで~

    Dさん♪
    あの表情のために
    あったような映画でしたね。
    3つの死がもたらした幸せを
    壊さないようにと、最後には
    願っていました。
    2006年11月07日 15:31
  • 武田

    ひらで~さま、こんばんは♪
    制服好きにはたまらんし・・にしばしウケてしまいました。ぶふふ。二の腕の白さ!そうですよね。お尻も白くて、だから余計に可哀相になってしまいました。(何を見ているのか)
    延々と受けつがれた負の遺産を断ち切ってほしいラストでしたね。もう、ハラハラしました。あのお墓、私もずーっと気になってしまいました。
    2006年11月09日 23:43
  • ひらで~

    武田さん♪
    色、白いですよね~
    お尻はどうだか?ですが・・・(笑)
    余韻がポイントとなる
    ラストですよね・・・
    受け止め方次第で
    悪くもなるかも・・・
    2006年11月10日 16:46
  • なな

    はじめまして
    「虎猫の気まぐれシネマ日記」のななといいます。
    ブロークバックマウンテンおよびヒース・レジャーのファンでしたが,このたびの哀しすぎるヒースの訃報に衝撃を受けました。
    しばらくヒース作品を観ながら彼を追悼しております。このチョコレートのヒースは,少ない出番ながら,本当に印象に残る名演技でした。
    >現実に心が追いつかない危うい青年を好演。
    そうそう,心が追いつかないって,仰るとおりでした。(うまい表現ですねー)
    >制服好きにはたまらんし・・
    そういえば,彼の看守の制服,とってもよく似合ってたわ。^0^
    ひらで~さんの記事,的確で,楽しいですね!
    これをご縁に,これからもよろしくお願いいたします!
    2008年02月02日 20:01
  • ひらで~

    ななさん♪
    はじめまして。
    お恥ずかしい記事ばかりですが、
    こちらこそ、よろしく願いいたします。

    ヒースの訃報から、もうすぐ二週間。
    まだ、心の中がわさわさとしていて、
    その後明らかになったであろう事などの
    ニュースを検索したり、
    ヒースの映像を観たりできないでいます。
    『チョコレート』の自分の感想を
    改めて読んでみると、
    なんて不謹慎だと思いましたが、
    彼が生きていたからなんですよね・・・。
    亡くなってしまうのは、映画の中、
    彼の演技だから受け入れられたのに。
    今は、自殺じゃなくても重なってしまい
    辛い作品です。
    でも、
    悲しんでばかりじゃいけないですよね。
    数が限られてしまったけれど、
    残された彼の出演作をしっかり観て、
    いつまでもいつまでも
    ヒースを語り、伝えられたら・・・
    彼は永遠に生きますね。

    2008年02月04日 10:31

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